
Pines Main Speaking Campus(パインス・メイン・スピーキング・キャンパス)は、スピーキング重視のカリキュラムで知られるバギオの人気校です。
※この記事は前・後編の【後編】です。
前編はこちら👇
[Pines Main Speaking Campus:スピーキング特化校【前編】]
前編では、学校の雰囲気や周辺環境、施設、食事、自習環境など、学生生活の様子を紹介しました。
後編では、学生寮での生活環境や校内の通信事情に加え、実際に体験したスピーキングクラス、授業後のアクティビティ、そして教師からのアドバイスまで、学びと生活の両面からPinesメインキャンパスの魅力を紹介します。
学生寮:実体験に基づく感想とよくある苦情
ツインルーム

私たちは、メイン棟のすぐ裏に建つコンドミニアムの2階にあるツインルームに泊まりました。
部屋には除湿機(バギオの湿度の高い気候ではとても重要)、電子レンジ、電気ケトル、ミニ冷蔵庫が備え付けられていました。
バスルームとトイレは別々で、2つのベッドは木の仕切りで区切られているため、プライバシーが保たれています。
正直なところ、夫婦ならこの設備でも気にならないかもしれませんが、木の仕切りだけでは少し物足りないと感じる人もいるかもしれません。
部屋の設備はとてもきれいで充実しており、全体的には宿泊環境に満足しました。
洗面台に混合栓が付いていたので温水が出るかもと期待しましたが、実際には出ませんでした。
フィリピンの語学学校の学生寮では、混合栓が付いていても温水が出ないことはよくあります。
6人部屋

パインスの6人部屋は、最も手頃な宿泊タイプの一つであるため、人気があります。
私自身、学校の寮に5人と一緒に住んだ経験はありませんが、コロナ禍でソーシャルディスタンスを確保するため、このタイプの部屋で3人の先生と一緒に生活していました。
実際に経験してみると、とても快適でした。
窮屈に感じるかもしれませんが、ベッドにはカーテンが付き、勉強机も仕切りで巧みに区分されているため、プライバシーは十分に保たれています。
私たちの部屋は、メインキャンパス裏のコンドミニアム側に面していたため、日当たりはあまり良くありませんでした。
一方、友人たちの部屋は林に面しており、自然光がたっぷり入り、景色も格段に良かったです。
誕生日のお祝いやランチで彼らの部屋を訪れたこともありましたが、正直なところ、私も同じ景色の部屋で生活したいといつも思っていました。
きっとあなたも、そのタイプの部屋を気に入るかもしれません。
ただし、残念ながら学生は自分の部屋を選ぶことはできません。
また、他の学生の部屋に入ることも禁止されています。
「自分が使いたいときに、ルームメイトが部屋のトイレやシャワーを使っていたら?」
と心配になるかもしれませんね。
その気持ちはよく分かります。
でも安心してください。寮の同じフロアには男女別の共用トイレがあり、ルームメイトがトイレを使用していても、そちらを利用することができます。
私がここで働いていた頃も、学生たちが朝早くから共用トイレで歯を磨いたり顔を洗ったりする姿をよく見かけました。ごく普通の光景で、私たち教師も同じように使っていました。
ただし、シャワールームについては、部屋の外に共用シャワーがないため、ルームメイトが使い終わるのを待つ必要があります。
とはいえ、これらの小さな不便を除けば、部屋は清潔で居心地が良く、何よりも他の学生と過ごす思い出深い空間です。
他の5人の学生と一緒に生活することを前向きに楽しめる方なら、この宿泊タイプはきっと快適に感じられるでしょう。
学生寮への苦情は?
はい、寮についてはいくつか苦情がありました。学生から聞くまで気づかなかったこともあります。
たとえば、背の高い韓国人の学生が「ベッドの端から足が出て寝づらい」と話していました。
韓国人の学生からは「部屋でゴキブリを見た」、台湾人の学生からは「ヤモリが出て驚いた」という声もありました。
しかし、最も多いのは騒音に関する苦情です。
近くの家から鶏の鳴き声や犬の鳴き声が聞こえたり、向かいの部屋から笑い声や話し声が聞こえたりすることがあります。
また、廊下を走り回るジュニア学生の姿を見かけることもあります。
寝つきが悪い方は、念のため耳栓を持参するのがおすすめです。
私自身も同僚の教師たちとここに滞在していたとき、時々騒音に遭遇しましたが、個人的にはそれほど気になりませんでした。
Wi-Fi:校内アクセスポイントと通信事情
2日間の滞在中、Wi-Fiは問題なく利用できました。
各フロアやダイニングエリアにもアクセスポイントがあります。
以前ここで生活していた経験では、ときどき接続が不安定になることもありました。
そのため、学校のWi-Fi接続が不安定なときや外出時に備えて、モバイルデータ(SIMカード)を準備しておくのがおすすめです。
ただし、これはパインス メインに限った話ではありません。
フィリピン全体のインターネット通信環境は、日本ほど安定していませんし、速度も遅いです。
Wi-Fiだけでなく、SIMカードを利用したモバイルデータも、ときどき接続が不安定になることがあります。
スピーキング体験クラス:発音指導と効果的な学び

真太郎は、ステファニー先生の「田舎暮らしと都会暮らしのメリットとデメリット」というテーマで、語彙と読解を組み合わせたスピーキングクラスを受講しました。
先生が舌の位置(舌を少し突き出すタイミングなど)を具体的に示し、発音の誤りに気づかせてくれたことにとても感謝しているそうです。
先生の発音指導メソッドはとても効果的で、理解しやすく上達も早まったそうです。
私たちは、English Booster Program(EB Pro)と呼ばれる有料追加プログラムの3コマの授業にも参加させてもらいました。
朝のクラスでボキャブラリーを学び、夜間の1コマ目ではその語彙を使ってセンテンス作りを行い、2コマ目ではその日に学んだ内容を用いて会話練習を行います。
私たちは参加しませんでしたが、その後に語彙テストが行われます。
そのほかにも、採用前の講師トレーニング(文法、発音、ティーチングメソッドの3コマ)や、IELTS講師を目指す先生のトレーニングクラス(1コマ)の見学もさせていただきました。
EB Proと講師トレーニングについては、別の機会にブログで詳しく紹介したいと思っています。
真太郎は、これほど多くのクラスに出席してすっかり疲れ切った様子でしたが、多くのことを学べて良い経験になったと話していました。
また、通常のクラスに加えてEB Proで学ぶ学生を尊敬しているとも話していました。
キャンパス内アクティビティ:授業後の過ごし方

私たちは初日の夜に、Board Game Nightというアクティビティに参加しました。
名前の通り、学生たちが英語を使いながらボードゲームで遊ぶアクティビティでした。
私が一番印象に残ったゲームは「Word Factory」です。これはサイコロを振って3文字以上の英単語を作るゲームです。
遊び方を説明してくれる先生がいなかったため、私がルール説明を引き受けました。
2人の日本人学生が真太郎と一緒に参加し、他の学生たちはUNOやMonopolyで楽しんでいました。
結果は…真太郎の負け(笑)。1位はリョウさん、2位はもう1人の学生でした。
フィリピンでよく遊ばれ、家庭や学校にも置かれているボードゲームには、Scrabble、Snake & Ladder、Monopoly、Word Factoryなどがあります。
留学中に見かけたら、遊ぶ前に少しルールを調べておくとより楽しめます。
このようなゲームアクティビティは定期的に開催されているため、新しい人と出会いたい方や、他の学生と交流しながら英語を練習したい方におすすめです。
アクティビティにはぜひ参加してみてください。どんな人と友達になれるかは、誰にも分かりませんよ。
教師の見解とアドバイス:インタビュー
ヘッドティーチャー:Erika先生

ヘッドティーチャーのエリカ先生へのインタビューでは、このキャンパスがスピーキング重視で、学生サポートも充実していることから、多くの学生に好まれていると聞き、納得しました。
Pines Main Speaking Campusという名称の通りだと感じました。
多くの学生はスピーキング力を伸ばし、英語に自信を持ちたいと考えています。
そこでPinesでは、ほぼすべての科目にスピーキングを組み込み、話す機会を増やすようにしています。
エリカ先生によると、Power Speakingコース(マンツーマン4コマ+グループ4コマ)が特に人気があるそうです。
このコースを選ぶべきでしょうか?
人気があること自体は良いことですが、コースの構成が本当に自分に合っているかどうかをよく考えてみてください。
緊張したり、間違いを気にしたりすることなく、クラスメイトと会話する準備ができ、ワクワクする気持ちがあるなら、ぜひ挑戦してみてください。
もし、マンツーマンレッスン(私が教えていた頃はとても人気がありました)から始める方が安心できるなら、まずはマンツーマンレッスンで自信をつけ、話す力を身につけることをおすすめします。
人気は選択に影響する良い材料ですが、コースを選ぶ唯一の基準であってはなりません。
Lorna先生

ローナ先生はパインス・メインキャンパスで教師として勤務していましたが、現在はアシスタント・ヘッドティーチャーを務めています。
実は、彼女はパインス・インターナショナル・アカデミーのオンライン学習プラットフォーム「Pines11Talk」を通じて、2021~2022年に真太郎のオンライン講師でもありました。
日本人学習者は発音に苦労することが多く、これは教師と学生の双方が認識している課題です。
そこで、発音の練習と確認におすすめの辞書について尋ねたところ、多くの教師が使用しているケンブリッジ辞書を挙げてくれました。
さらに、ロングマン辞書ももう一つの優れた選択肢とのことです。
彼女の2つの推奨にならって、辞書は2冊持っておくのが良いと思います。
比較することで、自分に合った使いやすいものを見つけられますし、必要に応じて2冊を併用するのも良いでしょう。
私自身は、ケンブリッジ辞書とオックスフォード辞書の両方を利用しています。
発音に関してはオックスフォード辞書を使うのが好きです。私の経験上、他の多くの辞書よりも音声がはるかにクリアだからです。
一方、ケンブリッジ辞書は定義や英語に関する興味深いブログを読む際に活用しています。
私はこの2つの辞書の無料のウェブベース版のみを利用しています。
初心者の方は、「Learner’s Dictionary」と書かれた辞書(例えば、Oxford Learner’s Dictionary)を選ぶことをおすすめします。
説明や定義がシンプルで分かりやすいからです。
上級者の方は、Oxford Advanced Learner’s Dictionaryなど、より上級者向けの辞書を選ぶと良いでしょう。
Pines Main Speaking Campus の長所と短所
メリット
1.好立地:学校は自然豊かな観光スポットに近く、学生の憩いの場として親しまれています。
周辺にはさまざまなレストランがあり、外食の選択肢も広いです。
2.アクティビティ:ランニング、ヨガ、ズンバなどのアクティビティが週単位で開催されているほか、不定期で開催されるアクティビティもあり、学生は楽しく充実した時間を過ごしながら、教室の外で英語を練習する機会を得られます。
3.オプションクラス:パインス・メインキャンパスでは、ディスカッションクラスやイギリス英語の発音クラスに加え、より真剣に学びたい人や学習を強化したい人に適したEnglish Booster Program(EB Pro)など、さまざまなオプションクラスを提供しています。
4.独自の教科書:パインスでは、CEFRと学生のニーズに基づいて独自の教科書を研究・開発しています。
デメリット
1.日本人学生比率約45%:日本人学生比率が低い学校を探している方にとって、この学校は理想的な学習環境ではないかもしれません。
2025年1月31日より、日本人学生比率が約45%に引き上げられました。
そのため、ピークシーズンには、日本人学生の多さが顕著になるかもしれません。
2.キャンパス外アクティビティなし:学校では週末旅行などのキャンパス外アクティビティを提供していないため、旅行に行く場合は自分で計画し、準備する必要があります。
まとめ
スピーキング力を向上させ、他の人と話すときにもっと自信を持ちたいなら、Pines Main Speaking Campusは素晴らしい選択肢だと思います。
活気があり、サポート体制がしっかりしている環境と、利便性と快適さを高めてくれる立地と設備が魅力です。
Pines Main Speaking Campusにご興味をお持ちでしたら、学校情報ページをご覧ください。
学校選びで後悔しないためにも、ぜひご一読ください。
無料相談のご予約も承っております。
ご質問等ございましたら、メールまたはLINEでいつでもお気軽にお問い合わせください。
最適な学校選びをお手伝いさせていただきます。
※この記事は前・後編の【後編】です。
前編では、学校の雰囲気や周辺環境、施設、食事、自習環境など、学生生活の様子を紹介しています。
前編はこちら👇
[Pines Main Speaking Campus:スピーキング特化校【前編】]




